更年期に入ってから、「特別な病気じゃないのに、ずっとだるい」「肌や髪の元気がなくなった」「なぜか気持ちが落ち込みやすい」そんな“なんとなくの不調”に悩まされていませんか?
ホルモンバランスの乱れが原因とされることが多いですが、実は体内の「ミネラル不足」も、大きな影響を与えていることをご存知でしょうか?
今回は、更年期世代こそ知っておきたい「ミネラルの役割」と、毎日の生活で取り入れやすい方法をご紹介します。
ミネラルって、どんな働きをしているの?
ミネラルは、ビタミンと並んで「微量栄養素」と呼ばれ、体にとって欠かせない栄養素。
体の中で合成することができないため、食事やサプリからの摂取が必要です。
特に更年期の女性にとって大事なのは、次のような働きです:
更年期に不足しやすいミネラル3選
1. マグネシウム
- 神経の興奮を抑える働き
- 不眠・イライラ・偏頭痛の予防に効果的
※にがり、海藻、アーモンド、玄米、バナナ などに多く含まれます
2. カルシウム
- 骨粗しょう症の予防に必須
- ホルモンの変化で吸収力が落ちるため、特に意識が必要
※小魚、乳製品、豆腐、ひじきなど
3. 亜鉛
- 肌や髪の健康維持
- 味覚や免疫力の維持にも関わる
※牡蠣、豚レバー、カシューナッツ、卵 など
ミネラルが不足すると起こりやすいこと
- 疲れやすい、朝起きられない
- 肌や髪がパサつく、抜け毛が増える
- イライラ・不安感が強くなる
- 寝つきが悪い、夜中に目が覚める
- 食べても太る、または食欲が落ちる
「更年期だから仕方ない」と思っていた症状が、ミネラル不足のサインだった…ということも少なくありません。
無理なく続ける、ミネラルの取り入れ方
● 食事で少しずつ
- 具だくさんのお味噌汁に海藻や豆腐をプラス
- 間食にナッツやドライフルーツ
- にがりを数滴、お米やスープに入れて炊く
- 白米を五分づき米や雑穀米に置き換える
● 飲み物から摂る
- ミネラルウォーターを選ぶ(硬水系がおすすめ)
- サプリも手軽で続けやすい
おわりに
更年期は、体の変化を「どう受けとめて、どう整えるか」が大切な時期。
不足しがちなミネラルをしっかり補うことで、心も体も少しずつ整っていくのを実感できるかもしれません。
毎日のちょっとした工夫で、未来の自分がラクになる。
そんなミネラル習慣、ぜひ今日から取り入れてみてください。